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一覧を見る- 2018.10.29 第4回未来戦略室フォーラム「社会課題の俯瞰と科学・技術」のレポートを公開しました。
- 2018.04.02 ホームページを公開しました。
ABOUT
未来戦略室について
現代社会の最も憂うべき一面は、社会が知恵を蓄積するよりも速く、科学が知識を蓄積していることだ。
アイザック・アシモフ
科学は、物事が何であるかは決められるが、どうあるべきか決められない。だから科学の領域を超えた価値判断が依然として不可欠なのだ。
アルベルト・アンシュタイン
理化学研究所はこれまで、自然科学の総合研究所として科学史に残る数多くの発見・発明を生み出し、
次世代の科学技術を担う人材を育ててきました。
しかし今、科学技術は経済、生活、政治、制度など社会のあらゆる側面にこれまで以上に大きな影響を与え、
人類の課題を解決すると同時により複雑な課題を生み出しています。
科学の現場から生まれた新たな技術を受け入れて社会が変容し始めてから対処する、これまでのやり方を見直す時期に来ています。
科学の現場から未来の社会を考えていく必要があります。
未来戦略室はイノベーションデザイナーの集団を形成し、理化学研究所が未来社会に対して役割を果たしていくために、
科学技術の未来のみでなく、私たち人類の未来への希望を踏まえて、科学技術が生む価値の多面性を見つめ、
百年後、さらにはそれ以降のあるべき未来社会のビジョンとこれを実現するためのシナリオを描き、社会に提供していくことに取り組みます。
理化学研究所とは
理化学研究所(りかがくけんきゅうしょ)は、日本で唯一の自然科学の総合研究所として、
物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究を進めています。
当研究所は、1917年(大正6年)に財団法人として創設されました。
戦後、株式会社科学研究所、特殊法人時代を経て、2003年(平成15年)10月に文部科学省所轄の独立行政法人理化学研究所として再発足し、
2015年(平成27年)4月には国立研究開発法人理化学研究所になりました。 研究成果を社会に普及させるため、
大学や企業との連携による共同研究、受託研究等を実施しているほか、知的財産等の産業界への技術移転を積極的に進めています。
主な組織
革新知能統合研究センター、数理創造プログラム、生命医科学研究センター、生命機能科学研究センター、脳神経科学研究センター、創発物性科学研究センター、光量子工学研究センター、仁科加速器科学研究センター、計算科学研究センター、放射光科学研究センター、バイオリソース研究センター、創薬・医療技術基盤プログラム、予防医療・診断技術開発プログラム、医科学イノベーションハブ推進プログラム、健康生き生き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム、バトンゾーン研究推進プログラム、理研産業共創プログラム、主任研究員研究室 等(職員数:約3500名)
01
イノベーションデザインとは
百年後さらにその先の未来社会がこうありたいというビジョンと、
それを実現するシナリオを描きます。人類の存続、個人の幸福、全体と個の調和といった
価値観の下で多様な可能性と選択肢を示すとともに、
社会の様々なセクターとの共創のためのプロジェクトを提案します。

- 階層を超えて考える
- 社会と科学・技術とを俯瞰的あるいは未来的に捉えることができるイノベーションデザイナーにより描かれたビジョンと未来シナリオは、専門性に優れた研究者にも自分の仕事がどのように未来社会に影響を与えるのか、考える機会を与える。
02
理化学研究所の
イノベーション・エコシステム
技術革新が急速に起きている今、夢を描きそれを実現していく力が求められています。
イノベーションデザインで描かれた未来シナリオは、多様なセクターと共に具体的に試行錯誤を重ね、
社会に実装していく仕組みを回していくことが重要です。
このイノベーション・エコシステムをドライブし、夢を実現していくことは、理研のイノベーションデザインの重要な役割です。


MEMBERS
メンバー
メンバー一覧を見る
ORGANIZATION組織図
理事長
- 松本 紘
理事
- 原山 優子
アドバイザー・メンター
- 北野 宏明
- 冨山 和彦
- 安宅 和人
未来戦略室
- 西村勇哉
- 三ツ谷翔太
- 高橋恒一
- 青木志保子
- 永井雅規
- 岸本 充